ほろ苦い思い出

まだ携帯がなかった頃・・・

連絡が電話でしか取れなっかった時代がありまして、

今の若い人達には到底考えられないことでしょうけど・・・

その頃、それでもある場所に待ち合せをして遊びに行ったりしていたものです。

子供だった時、凄く好きな人がいて

微妙に両思いだったんですね・・・

何となく付き合っていたんだけど、付き合うという内容が、

2人で何をするでもなくただお手紙交換だけ。

ほぼ毎日机のなかに隠し入れて、帰ってコソコソ・・・・・いや、トイレで

コソコソ読む！！という感じなやつだったのです。

私と同年代の方達は、わかっていただけると思います。（笑）

そこから卒業して、初めてのデート(〃ﾉωﾉ)をする事に！

電話で時間と場所を決めて、さあ、当日！！

ドキドキしながら電車に1人乗って、どうしようどうしようと思いながら・・・

待ち合せの駅で待っていました。

だけど、待ち合せの時間になっても彼は来ない・・・・

まあ、少々遅れることもあるよなーと思いながらこちらに向かってくるゾと感じる人を来たか来たかと思いながら見ていました。

そして、20分、30分経つごとにあれ？あれっ？と、不安と不信感が・・・・

40分、50分と過ぎていき、携帯がないから待ちぼうけ状態。

もう来ないかもと不安になったりして・・・

だけど、このまま帰るわけにはいかない、もしこの後来たら・・・

今日何しにワクワクしたのか！

なんて思っている矢先、1時間が経ち、1時間も過ぎていた時・・・・

やってきました、普通に。

やばい！泣きそう・・・というか私、時間間違えてた？と思ったけれど、

そんなことはどうでもよく、来てくれただけで有難く、何もなかったように

ランチに行ったのでした。ワンワン

こんな時、携帯があれば連絡するのかな・・・

いやぁ～、当時の私にはそんな大それたことできなかったかな～。

結局その時も、恥ずかしさで『ずっと待ってたんだけど、待ち合わせの時間って11時じゃなかったっけ？』なんて、言えなかった。

くらい、好き過ぎてネコを100万枚被っていたのですよ。

それが仇となるとは思いもしなかった今日この頃です。

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